看護師のための転職条件検討会

転職条件を満たす職場に転職する方法とは

ポジティブに伝えて転職条件を満たす職場に転職

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転職理由はポジティブに伝える

転職理由はポジティブに伝える

ネガティブな印象を持たれてはいけない

面接では必ず転職理由を聞かれます。人間関係などのネガティブな理由によって転職する看護師の中には、「本当のことをいってもいいのだろうか」と悩んでいる人も少なくないでしょう。その場合、本当の理由をネガティブな表現でそのまま伝えるのは避けるべきです。採用担当者は転職理由がネガティブな内容であることを知っています。その上で聞きたいのは、「応募者がどういった行動をして、これからどのように活躍していきたいと思っているのか」です。そのため、転職理由はポジティブに伝えなければなりません。

転職理由を伝える際の注意点

まず、嘘をつくことは絶対にやめてください。高評価を得るために転職理由に嘘をつき、結果的に内定をもらったとしても、本来の転職理由と同じ状況に再び陥ってしまえば退職せざるを得なくなります。自分だけでなく採用側にとってもデメリットしかありません。重要なのは、「前職で抱えていた不満に対して自身がどのように行動したか」「組織の欠点を補う当事者としての自覚や能力が備わっているか」です。
また、状況と行動を具体的に説明することも大切です。ただ前職の不満や愚痴を伝えるだけではポジティブなイメージを与えられません。状況を改善するためにどのような行動を起こしたのかを具体的なエピソードとして伝えましょう。課題に対してアプローチしてきた実績をアピールすることで、「困難を乗り越えられる人材である」というイメージを与えられます。
転職によって解決されるポイントのみを転職理由として伝えることも重要です。逆に、入職後に起こり得ることや現在抱えている不安は伝えないようにしてください。特に注意すべきなのは人間関係に関する内容です。「前職では人間関係が上手くいかなかった」とそのまま伝えるのはよくありません。人間関係の問題はどの組織にも起こり得るため、採用側は「もし同じような事態になったら退職されるかもしれない」と考えます。

今後のキャリアについても考える

自分の職歴をあらためて確認し、今後のキャリアプランと結びつけて一貫性を持たせるようにしましょう。転職は職歴やキャリアプラン、働く目的など、理想と現実のギャップを埋めるための手段です。「前職では自分の理想とするキャリアプランが叶えられないため、転職を決意した」という道筋を作れば、自然とポジティブな転職理由になります。
そのためには今までの経験と志望動機を結びつけて伝える必要があります。前職での経験をどのように活かし、貢献していきたいのかをイメージしてください。転職理由を深く掘り下げて聞かれることも少なくないので、その際にも自信を持って明るく答えるようにしましょう。